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メガチップス 為替の影響で分かりにくい開示です

メガチップスは2013年1月に投資しています。

1,575円で購入しています。

今回はMCCIR vol.23について紹介したいと思います。

メガチップス_2015⑤

2015年3月期の業績はデジタルカメラ向けLSIの出荷数量が増加したほか、新たに
獲得したSmart Connectivity(DisplayPort)製品の需要も業績に寄与しました。

結果、売上高、営業利益は過去最高を更新しています。

「一方、海外子会社との連結において為替差により押し上げられた営業利益の調整
を主として、為替差損が11億7千2百万円発生
したことなどにより、経常利益は34億円
(前年同期比20.5%減)」との記載が。

?、この報告書の説明を読んでも、経常利益の減益要因が良く分かりません。

仕方ないのでHPの「決算説明会資料」を見てみることに。

P6に注釈として「海外子会社との連結調整時における為替差による利益は、営業
外の為替差損として戻し入れの調整を行っております。」との記載が。

要は過去最高の営業利益は為替のおかげで、経常利益段階で見ると前年同期比
マイナスなんですね。

これは分かりにくい…

以前の記事で当社の為替の影響に関して触れましたが、どうもこの点イマイチな
開示が続いていますね。

メガチップス_2015⑥

メガチップスのASSP製品、Sensor Hub(センサハブ)LSI「frizz」が紹介されています。
今後、スマートフォンやウェアラブル機器での活用が見込めそうですね。

メガチップス_2015⑦

後、株主アンケートの結果報告で、「株主優待のカタログの簡素化(環境に対する
配慮を)」という意見が興味深かったです。

株主通信はエコ志向なので、一貫性の問題ですかね。

メガチップス(東証1部、6875)の主な指標(2015/8/12現在)
株価 : 1,364円
PER(予想) : 30.49倍
PBR(実績) : 0.98倍
EPS(予想) : 44.74
1株配当(予想) : -円
配当利回り(予想) : -%

株主優待
権利確定月 3月末日
100株以上
下記(1)または(2)のいずれか1点を贈呈
(1) 百貨店提供の商品カタログから希望の1点(3,000円相当)
(2) 自社が選定した任天堂(株)製携帯ゲーム機用ソフトの中から1点

総合利回り(予想) : -%
※1株配当を前年34円で試算すると、総合利回りは4.69%
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RYU

Author:RYU
某企業で財務の仕事をしています
その知識を投資に活かしています

日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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☆ダイヤモンド・ザイ2018年6月号
☆ネットマネー2017年8月号
☆マネーポスト2017年春号、夏号

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